Mt.300 Tsubasa Kurashiki
つばさ倉敷
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パラグライダー用語集
か | き | く | け | こ |
カウンター |
旋回時にグライダーのバランスを保つためのあて舵操作のこと。旋回の外側となるブレークコードを引いたり戻したりして調整する。 mt.300では、「あてて」といわれるのが、これにあたる。 |
獲得高度 (カクトクコウド) |
獲得高度とは、飛行中に記録した最も低い高度と、その後に記録したもっとも高い高度の差を指す。最高高度とランディングの高度差ではないことに注意! mt.300などの場合、「トップアウト○○m」と言ったりする |
肩 (カタ) |
クォーターブレークとも言われる。ブレークコードを肩の位置でキープすること。 mt.300用語かな? 「肩!肩!!」といわれたら、このことです。 |
片翼潰し (カタヨクツブシ) |
フライト中に乱気流などによって片翼が潰れることがある。これを意図的に再現し、練習する場合に「片翼潰し」という。乱気流によって潰された場合は、「片翼潰し」とは言わずに、「片翼潰れ」と言う。 片翼潰しの状態になると、潰れた翼が抵抗になるのと、潰れた側の翼面積が減少するため、潰れた側に旋回しようとキャノピーが動こうとするが、残っている側への体重移動やブレーク操作で旋回を止めることができる。一般に、上級機ほど旋回に入ろうとする傾向が強く、また、旋回速度も速い為、迅速で正確な対処が必要とされる。 なお、乱気流によって片翼がつぶされた場合は、残った翼に全体重をかけてしまうと、潰れた側へのテンションが一気になくなり、さらに潰れを悪化させることがあるので注意。 また、慌てて旋回を止めようとして、残った側のブレークコードを大きく操作してしまうと、残った翼が失速(ストール)に入ってしまう危険がある。これは、、それまで両翼に分散されていた体重を片翼で支えているため、通常よりも翼面荷重が大きくなっており、すなわち、翼面荷重に比例して失速速度も増加しているからなのだ。つまり、通常よりも速い速度で失速が始まる危険があるため、潰れからの回復は、キャノピーの挙動を見ながら、冷静に対処しなければならない。 |
ガストフロント |
突風前線のこと。積乱雲の雲底から部分的に噴出す下降流と、周囲の風の間に形成される前線を指す。 |
風待ち (カゼマチ) |
「ウェイティング」ともいう。テイクオフに適した状況を待っている状態。 mt.300では、おしゃべりtime?? |
滑空 (カックウ) |
機体に作用する重力と揚力と抗力がつりあった状態を安定した滑空状態と呼ぶ。 この状態では、機体は少しずつ高度を失いながら前進する。 |
滑空比 (カックウヒ) |
水平方向の滑空距離と鉛直方向の降下距離の比。「L/D(エルバイディー)」参照 |
カラビナ |
独語 Karabiner。ライザーとハーネスを繋ぐためのリングのこと。 |
寒冷前線 (カンレイゼンセン) |
寒気団(冷たい空気の塊)が暖気団(暖かい空気の塊)に押し寄せてできる前線であり、積乱雲のような活発な雲が広い範囲にわたって発生しやすい状態を作る。コンディション(気象条件)を悪化させることが多く、寒冷前線が接近しているときは、フライトに適さない。 |
技能証 (ギノウショウ) |
パラグライダーで、技能証というと、JHF(日本ハングライディング連盟)が定めるパラグライダー技能証のことを指す。ランク別に、A級(エントランス)、B級(ベーシック)、NP(ノービスパイロット)、P(パイロット)、XC(クロスカントリー)の技能証がある。 |
逆転層 (ギャクテンソウ) |
通常、高度が増すにつれて大気温度は冷えていくが、逆に上空の方が温度が高い場合がある。これを逆転層という。《関連》「安定層」参照 |
キャノピー |
パラグライダーの翼の部分の総称。 |
キャンバー |
キャノピーの前縁・後縁を結ぶ直線(翼弦線)と、キャノピーの上面(アッパーサーフェイス)との距離。 |
緊急パラシュート |
略称「緊パラ」、「レスキュー」、「エマージェンシー」とも呼ばれる。 mt.300の場合は、NP過程から必要となる。 |
クォーターブレーク |
ブレークコードの操作の範囲(フルグライドからフルブレークまでの範囲の4分の1程度だけ引いた状態。 mt.300では、「肩(カタ)」とも言われる。 |
グライドパス |
滑空中、機体の前進速度は水平方向への速度だけではなく、垂直成分、つまり沈下速度も含んでいる。つまり、真横から見ると、下斜め前方に向かって滑空している。このフライトコースの延長線上にある地上の目標物、つまり、視点の正面に位置する対象は視界の中心から動かず、それよりも遠くの物は視界の上のほうに、逆に近いものは視界の下のほうに動いていく。そのまま滑空を続けていれば、最後は視点の正面に位置する動かない対象となっている地上の目標物の位置にランディングとなる。 視界の中で動かない目標物を見つけてフライトコースを判定する際に使用されるのがグライドパスである。 |
グライドパス判定法 (グライドパスハンテイホウ) |
風が穏やかなときに直線滑空を行い、視界の中で動かない目標物を見つけてフライトコースを判定するのに使用される方法。このとき、機体の滑空比がよくなれば、より遠くの対象物が動かない目標となるし、逆に滑空比が悪くなれば、動かない目標は手前の対象物になってしまう。このことから、フライト中に機体の速度を変化させ、最も遠くの対象物が動かない目標になるときの速度を見つけ出せば、それが最良滑空速度となる。 |
クラウドストリート |
サーマルによって対流が発生している層全体に、同じ方向の風が吹いているとき、風向きに沿ってサーマルが列状に発生する傾向がある。このとき積雲が発生すれば、クラウドストリートと呼ばれる積雲の列が発生する。 なお、積雲が発生しないブルーサーマルの状態でも、同様なサーマルの線状分布(サーマルストリート)が発生している場合がある。 |
グランドスピード |
グラウンドスピードとも言う。「対地速度」ともいう。地面に対する機体の速度を指す。一般的に単位はkm/h。 ちなみに、空気に対する機体の速度は「対気速度」 |
グランドハンドリング |
グラウンドハンドリングとも言う。地上で行うフライトシミュレーション操作。ライズアップやキャノピーを頭上に安定させる練習、スラローム、フレアなど、離陸しないで行う地上練習全般を指す。 |
クローズ | ||||||
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クローズインテーク |
エアーインテークの部分部分をクローズにした箇所。 これによって、空気抵抗が少なくなり、速度が増すことになる。2002年以降の中上級機以上に見られるようになってきた。 APCOの機体では、プレスタで採用されている。 |
クロス | ||||
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クロスカントリー |
略称「クロカン」。可能な限り遠方へ、長い距離を飛ぶフライトのこと。クロスカントリーフライトを行うためには豊富な経験と知識、体力や決断力、および充分なパラグライダーの操縦技能が要求される。また、それ以外にも、地上のサポート隊の協力が必要である。クロスカントリーフライトの技能証を指す場合は、略記「XC」で表す。 |
クロスハンド・ライズアップ |
略称「クロス」。風が強いときに有効なライズアップ方法であり、リバース・ライズアップの一種である。ブレークコードとライザーを持った手(腕)をクロス(交差)させながら後ろを向き、体重をかけて風下側のグライダーを引き起こすようにライズアップを行う方法。ライズアップ後、キャノピーを頭上に安定させたまま向き直ってテイクオフを行う。 mt.300の場合、風速3m以上の時、使用する。(風が弱くても使う人もいるけどね…) |
ゲートオープン |
大会のレース開始を示す用語。対義語は「ゲートクローズ」 |
弦長 (ゲンチョウ) |
キャノピー前縁から後縁までの長さ。「翼弦長」ともいう。アスペクト比を計算するときに使用する。 |
コア |
サーマルの中心(核)のこと。ここではリフト(上昇成分)が最も強い。 |
後縁潰れ (コウエンツブレ) |
ブレークコードの引き過ぎにより、キャノピーの後縁が潰れることを言う。このとき、ほとんどの場合で失速を伴い、キャノピーの前進速度が低下して、エアーインテークから流入する空気が減少、ラム圧の低下を引き起こす。この結果、キャノピーが潰れてフライヤーの後ろに落ちていくようなフルストールにいたる。 |
高層天気図 (コウソウテンキズ) |
上空の風向、風速、等圧面高度、等温度線、湿ったエリアの情報が記載された天気図。850hpa(上空1500m付近)のものが主に使用される。 |
コーティング |
クロス(キャノピーの生地)の気密度・耐候性を高めるために行われる処理。このコーティングが劣化すると、エアー漏れなどの性能低下の原因となる。 APCOの機体に関しては、ダブルコーティング(両面加工)が施してあり、耐久性が高くなっている。しかしそのため、他社に比べると、1kg程、キャノピーが重くなる。 |
コード |
翼断面の前縁部から後縁部を結んだ線のこと。「翼弦」、「弦長」、「翼弦長」ともいう。 |
抗力 (コウリョク) |
空気中を移動する機体とフライヤーに対して、後ろ向きに働く力であり前進力を阻害する成分である。 |
ゴールタスク |
大会用語。競技種目のひとつ。遠方に設置されたゴールへの到達を競う競技。 |
交流 (コウリュウ) |
リッジソアリングの時などに、風上の下方を他の機体が横切ることにより、風がさえぎられ、風下上方を飛行している機体は一瞬、風を受けにくくなりシンクにはまったように、ぐらっと揺れて、ばさっとなること。 これによって、落ちることはないと思うが、なれていないとびっくりする。 |
コラムサーマル |
地上から発生したサーマルが、コラム(柱)状に上空まで伸びているとき、これをコラムサーマルと呼ぶ。 途中で途切れた場合は、「バブルサーマル」と呼ばれる。 |
コンパス |
方位磁石。エリアの地形や風向を判断したり、誤って雲中飛行になってしまったときの飛行方向の判断に使用する。 |
コンペティション |
大会、競技会のこと。略して「コンペ」とも言う。 |
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